試合の心得1

準備

 準備はしっかり

  ウエア(規定にあっているもの、夏は暑いので着替えを用意する。)

     ラケット(ガットが切れた場合を考え、予備を持参)

   シューズ

   飲み物(氷を多めに入れ、粉のスポーツドリンクを用意)

   食事(小分けにできるものが良い。おにぎり、バナナ、ウイダーインなど)

   帽子(直射日光からの消耗を防いでくれる)

  充分な睡眠(ゲームは厳禁、目の疲れは反応を遅くします。)

 

試合会場にて

 準備はしっかり 

  どんな優れた選手もいきなり最高のパフォーマンスをすることはありえません。冷えた筋肉をあたため、健を伸ばし、同時に心も準備します。そのために、自分の試合の前最低30分前くらいから(試合の進行状況を見て予想する。)ストレッチ、軽いジョギングをします。少し汗をかくぐらいが良いウォーミングアップです。さらに、目の準備をします。普段の練習ではボレーボレーをしますが、大会会場ではボールを使うことができないので、遠くと近くを交互に見ます。テニスは相手の打った球がすぐに自分のもとにやってきます。遠くから近くを見る動体視力が大切です。なるべく遠くと顔の前に立てた指を交互に見るのが有効です。そして、最後に水分補給をします。のどが渇いてから水分を取るのではなく、渇く前に汗として出る水分を補給しておきます。これだけで疲れ方がずいぶん変わってきます。コップ1杯の水分を試合前に取ってください。

 

試合中

 すべてのポイントを大切に!

  テニスはどんな良いショットも1ポイントにしかなりません。1ポイントの積み重ねがゲーム、そしてセットになります。スタート直後の1ポイントも、5−5の40−40の次のポイントも同じように大切に集中してプレーしてください。運がよくポイントが取れても、0−0や40−40のつもりで集中し、逆にポイントを取られてしまってもくよくよせず、次に集中してください。そしてとても大切なことは、試合ではフォームを気にしてはいけないとい言うことを覚えておいてください。自分のベストのフォームやショットはよほど実力に差がない限りできません。お互いに勝つために相手のいやなところに打っているわけですから、理想のフォームで打てるほうがおかしいのです。相手のラケット面を良く見て、すばやい反応を心がけること。そして頭はクールにどういう状況で相手はミスをするのかを分析し、そこにボールを集めてください。

 

 試合後

 次に向けて準備 

  運良く勝てた場合には、すぐに栄養補給をすること。時間がある場合には、残っている選手の応援をしますが、やはり自分の試合前にはさめた体をあたためることをします。次に当たる選手の観察をしても良いですが、1,2ゲーム見ればよいでしょう。サーブの確率、フォアとバックのどちらが弱いか、ボレーはうまいかなどわかれば上出来です。

 残念ながら負けてしまった場合、また勝ち残ったとき家に帰ってテニスノートを書いてください。試合中思ったこと、うまくいかなかったこと、練習しなくてはいけないことなどまとめておくと次の試合のときに役に立つ宝物になると思います。